老犬の注意すべき病気
老犬になると、関節が弱ってきますので、ヘルニアになったり、脱臼したりという病気をしやすくなります。
また、体温調整がだんだんと効かなくなり、風邪をひいて体調を崩しやすくなります。
ヘルニアや脱臼になった場合の対処法としては、動物病院で治療をしてもらえますが、年齢が高いとなかなか症状が良くなりません。手術をしてよくなる場合もありますが、手術は体に負担がかかるので、よほどのことがない限り、通院の治療を行った方がいいでしょう。
そして、あまりジャンプをするような激しい運動をしたり、段差のところを歩いたり走ったりすることはよくありませんから、そうさせないように注意が必要です。
また、風邪をひいて体調を崩してしまうような場合の対処法は、栄養剤を飲ませ、それさえ難しい場合は、栄養剤の注射をしてもらいます。風邪に対する薬よりも、柔らかくて温かいものを栄養を与えて、体力を回復させてやることが重要です。高齢になってきたら、寒い冬の夜は、できる限り温かいところで寝かせてあげた方がいいでしょう。
また、夏の暑さに対しても耐性がなくなってきていますので、炎天下や熱い車の中に入れておくと、熱射病を起こしてしまいますので、気を付けなければなりません。