ウィペット(わんちゃん)と爬虫類飼育の基本

犬の病気

子犬が注意するべき病気

愛くるしい子犬、しかしかわいいだけでなく免疫力が弱いので感染症、寄生虫病にかかりやすく注意が必要です。犬は生まれるとまず母犬の初乳を飲んで初期段階免疫をつけます。しかし、その免疫は約2か月で効力を失ってしまうのです。又、気温や環境の変化に慣れていないので、病気になりやすいのです。子犬に多い病気は、小腸に回虫が寄生する回虫症は下痢やけいれんや嘔吐などを引き起こします。同じく小腸に鈎虫が寄生し、貧血下痢を起こす鈎虫症、栄養のを偏りが原因で関節の腫れや四肢の変形が見られるくる病、消化器官のバルボウイルス感染症は嘔吐や下痢、脱水症状を引き起こします。ジステンバーは高熱と食欲不振が見られ放っておくと神経が侵されて危険です。このように小さくて体力のない子どもの犬が感染病などになると命に関わることまで出てきてしまいます。飼い主の義務としてワクチン接種は必須です。もし、体調が悪くなってしまった時の対処法としては、下痢の場合は脱水症状を起こすので綺麗な水を与えます。その水を飲まなかったり嘔吐がある場合はすぐに獣医へ行くことです。又血便や通常の色のではない便の時は、その便を持って獣医にかかります。元気がない、遊ぼうとしない、尾を振らない、食欲がない、歩き方がおかしい、お尻を頻繁に舐めるなどのしぐさがある時は要注意です。言葉の話せない犬ですから、普段から様子をチェックして生活することが大切です。

老犬の注意すべき病気

老犬になると、関節が弱ってきますので、ヘルニアになったり、脱臼したりという病気をしやすくなります。
また、体温調整がだんだんと効かなくなり、風邪をひいて体調を崩しやすくなります。
ヘルニアや脱臼になった場合の対処法としては、動物病院で治療をしてもらえますが、年齢が高いとなかなか症状が良くなりません。手術をしてよくなる場合もありますが、手術は体に負担がかかるので、よほどのことがない限り、通院の治療を行った方がいいでしょう。
そして、あまりジャンプをするような激しい運動をしたり、段差のところを歩いたり走ったりすることはよくありませんから、そうさせないように注意が必要です。

また、風邪をひいて体調を崩してしまうような場合の対処法は、栄養剤を飲ませ、それさえ難しい場合は、栄養剤の注射をしてもらいます。風邪に対する薬よりも、柔らかくて温かいものを栄養を与えて、体力を回復させてやることが重要です。高齢になってきたら、寒い冬の夜は、できる限り温かいところで寝かせてあげた方がいいでしょう。
また、夏の暑さに対しても耐性がなくなってきていますので、炎天下や熱い車の中に入れておくと、熱射病を起こしてしまいますので、気を付けなければなりません。